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■昔から地図を持たずに街中を歩き回ることが好きでした。行ったことのない街、歩いたことのない道を好んで選びました。通勤電車の車窓からでは分からない新たな日常を垣間見ることがあります。新たな日常は新たな出会いに満ちた世界でもあります。

 

■劇作家で詩人の寺山修司は、学生運動が盛んだった時代、1960年代後半の若者たちに「書を捨てよ、町へ出よう」と訴えました。今ではちょっと肩に力が入り過ぎかという気もしますが、未だに心を捉える言葉です。「自分の足で歩いた距離だけが、本物の宝になる」というフレーズを残した映画は、何という映画だったでしょう。また現代の若者、知識人に根強いファンを持つ戦後の自由人、白洲次郎はこんなことを呟いています。「ゴルフのスコアばかりを気にする人もいる。私などは如何に夜の酒の味をよくするか、そういうことでやっている」。私たちの散歩は、限りなくこれに近いようです。

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■無性に街中を歩き回りたくなったり、野山の空気を胸いっぱい吸いたくなったり、高山で雲海を見たくなったりすることはありませんか?この感覚を共有できる方なら誰でも参加することが出来ます。年会費や通信費もありません。参加者に求められる唯一の資質は、好奇心旺盛なことです。私たちは「好奇心旺盛な集団」であり続けたいと願っています。また、今までもこれからも、この散歩と登山はあらゆる煩わしさから自由でありたいと願っています。

 

■どこに行く?

少なくとも計画の煩わしさは、私たちにはありません。歩きたい場所は向こうかやってきます。もちろんリクエストは大歓迎です。行く先に悩むというより、テーマに悩むことはあります。計画書は毎回作成しますが、歩きながらコースを若干変更することはよくあります。集合時間は厳守ですが、解散時間と歩行距離はブレルことが多々あります。

参加を希望される方は、事前に連絡(ホームページ Contact などで)を頂ければもちろん嬉しいのですが、必須ではありません。朝起きてふと無性に歩きたくなったら、集合場所に遅刻せずに来ていただければOKです。知り合いである必要もありません。集合時に初めて会った方もいます。基本的に悪天候等の理由で中止・変更する場合は、事前連絡いただき連絡の取れた方には、メールや電話やLINE、Face Book等でお知らせします。また、登山ではそうはいきませんが、散歩の方は確かに歩行距離は長いのですが、完歩することに重点をおいていません。基本は市街地や平地歩きですので、疲れたら途中で電車やバスに乗り脱落OKです。

さらに、イベントの様子は本企画開始時より、老後の楽しみとして全て記録しており、動画はYouTubeで配信しています。指名手配中とか個人的理由等で肖像配信を希望されない方はお知らせください。編集時にカットいたします。

■きっと、人はいつも、それぞれの光を捜し求める長い旅の途上なのだ。(星野道夫)

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